日の出・日の入り時刻 2026年版
全国47都道府県の日出・日入・南中時刻・方位・昼の長さ
2026年(令和8年)|2026年8月15日 土曜日更新

全国47都道府県の日の出・日の入り

お住まいの都道府県をお選びください。県庁所在地における日の出・日の入り時刻を掲載しています。

北海道地方

日の出・日の入りとは

日の出(ひので)は太陽の上辺が東の地平線に現れる瞬間、日の入り(ひのいり)は太陽の上辺が西の地平線に沈む瞬間です。国立天文台「暦要項」では「出入りの時刻は太陽の上辺が地平線に一致する時刻」と定義しています。太陽の中心ではなく上辺を基準にするのは、以下の理由によります。

  • 大気屈折:地球の大気が光を曲げ、地平線付近では太陽の見かけの位置が実際より約34′(約0.57°)上に押し上げられます。
  • 太陽視半径:太陽の見かけの半径は約16′(約0.27°)です。
  • これらを合わせた50′(天頂角90.833°)が日の出・日の入りの計算基準となります。
南中(なんちゅう)は太陽が1日で最も高く昇る瞬間(子午線通過時刻)。南中高度は東京で夏至頃約77.8°、冬至頃約30.9°になります。均時差は視太陽時と平均太陽時の差で、1年で±16分程度変動します。

日の出・日の入りの方位

日の出・日の入りの方位は季節によって大きく変わります。緯度が高いほどその変動幅は大きくなります。

時期日の出方位(東京)日の入り方位(東京)備考
冬至(12月22日頃)南東より 113°南西より 247°1年で最も昼が短い
立春(2月4日頃)107°253°春の始まり
春分(3月21日頃)真東 90°真西 270°昼夜ほぼ同じ長さ
夏至(6月21日頃)北東より 60°北西より 300°1年で最も昼が長い
秋分(9月23日頃)真東 90°真西 270°昼夜ほぼ同じ長さ
豆知識:札幌(北緯43.1°)では夏至の日の出方位が北東寄り(約49°)になり、太陽が北東から昇ります。那覇(北緯26.2°)では夏至の日の出方位が約68°と東寄りです。

薄明(はめい)

薄明は、日の出前または日の入り後、太陽が地平線下にあるにもかかわらず空が明るい状態のことです。太陽の地心高度によって3段階に分けられます。

区分太陽高度状態
市民薄明0° 〜 −6°十分明るく、人工照明不要
航海薄明−6° 〜 −12°地平線が見え、主要星が見える
天文薄明−12° 〜 −18°暗くなり、6等星まで見える
江戸時代の薄明:江戸時代では「夜明(明け六つ)」「日暮(暮れ六つ)」と呼ばれ、太陽の伏角7°21′40″を基準としていました。これは市民薄明よりやや深い薄明に相当します。一刻(約2時間)を六つに分ける「不定時法」の基準でした。

日の出・日の入りの計算方法

当サイトはNOAA(アメリカ海洋大気庁)の太陽位置アルゴリズムに基づき、Spencer(1971)のFourier級数を用いて計算しています。計算精度は温帯緯度で±1分程度です。

計算ステップ 1. 年間積算日 γ = 2π / 365 × (通日 − 1 + (時刻 − 12) / 24) 2. 均時差 eqtime = 229.18 × (0.000075 + 0.001868cos γ − 0.032077sin γ − 0.014615cos 2γ − 0.040849sin 2γ) 3. 太陽赤緯 δ = 0.006918 − 0.399912cos γ + 0.070257sin γ − 0.006758cos 2γ + 0.000907sin 2γ − 0.002697cos 3γ + 0.00148sin 3γ 4. 時角 cos H = (cos 90.833° − sin φ sin δ) / (cos φ cos δ) 5. 日の出 = 正午 − 4H − eqtime(UTC分) 6. 日本標準時 = UTC + 9時間(540分)

天頂角90.833°は、大気屈折34′(地平線付近)と太陽視半径16′を合わせた50′補正を表します。これにより国立天文台「暦要項」の定義(太陽の上辺が地平線に一致する時刻)と一致します。

日本の暦と日の出入り

江戸時代までは「不定時法」が用いられ、昼夜をそれぞれ六つに分けて時刻を表していました。明け六つ(夜明)から暮れ六つ(日暮)までが昼、暮れ六つから明け六つまでが夜でした。季節によって一刻の長さが変わるのが特徴です。

明治6年(1873年)1月1日、日本は太陽暦(グレゴリオ暦)を採用し、現在の日本標準時(UTC+9、東経135度基準)の基礎が整いました。これにより日の出・日の入りの時刻も、均時差と経度差を考慮した統一的な計算が可能になりました。

不定時法の時刻:明け六つ(約午前5時頃/日の出前)→ 五つ → 四つ(朝)→ 九つ → 八つ → 七つ(昼)→ 六つ → 五つ → 四つ(夕)→ 九つ → 八つ → 暮れ六つ(約午後7時頃/日の入り後)。時刻の数字が「小さくなる」のが昼間、「大きくなる」のが夜間でした。

初日の出(はつひので)

初日の出は新年元旦(1月1日)に昇る日の出のことです。日本古来の太陽信仰・天照大神信仰に由来し、年神様(としがみさま)を迎える神聖な瞬間とされてきました。

地域初日の出時刻備考
東京都小笠原村南鳥島5:27日本領内で最も早い
東京都小笠原村父島6:17有人島で最も早い
千葉県銚子市犬吠埼6:46本州平地で最も早い
東京都千代田区6:51東京の初日の出
沖縄県与那国島7:15日本最西端
山頂の初日の出:富士山頂(標高3,776m)では地平線が低く見えるため、平地より約20分早く初日の出を迎えます。また、山頂付近の「御来迎(ごらいごう)」は太陽の光と雲の影が交差する美しい現象として知られています。

よくある質問(FAQ)

日の出・日の入りとは何ですか?
日の出(ひので)は太陽の上辺が東の地平線に現れる瞬間、日の入り(ひのいり)は太陽の上辺が西の地平線に沈む瞬間です。国立天文台では「出入りの時刻は太陽の上辺が地平線に一致する時刻」と定義しています。太陽の中心ではなく上辺を基準にするのは、大気屈折による見かけの位置の上昇と、太陽の視半径(約16′)を考慮するためです。
なぜ日の出・日の入りの時刻は場所によって違うのですか?
主に3つの理由があります。1つ目は緯度です。緯度が高い(北または南)ほど、季節による昼夜の長さの差が大きくなります。2つ目は経度です。日本標準時は東経135度(兵庫県明石市付近)を基準にしているため、東に行くほど日の出・日の入りは早く、西に行くほど遅くなります。3つ目は標高です。標高が高い地点ほど地平線が低く見えるため、日の出が早く日の入りが遅くなります。当サイトでは標高0mとして計算しています。
日の出・日の入りはどうやって計算しますか?
当サイトではNOAA(アメリカ海洋大気庁)の太陽位置アルゴリズムに基づき、天頂角90.833°(大気屈折34′+太陽視半径16′)を基準として計算しています。2026年東京の計算結果は国立天文台「暦要項」と±1分以内で一致することを確認しています。
均時差(方程式時刻)とは何ですか?
均時差(きんじさ)は、視太陽時(実際の太陽の動きに基づく時刻)と平均太陽時(時計の時刻)の差のことです。地球の公転軌道が楕円形であることと、地軸が傾いていることが原因で、1年を通じて±16分程度の変動があります。
南中(太陽南中)とは何ですか?
南中(なんちゅう)とは、太陽が観測地点の子午線(真南・真北を結ぶ線)を通過し、1日で最も高く昇る瞬間のことです。この時の太陽高度を南中高度(なんちゅうこうど)と呼びます。東京の南中高度は夏至頃で約77.8°、冬至頃で約30.9°になります。
なぜ冬至の日が1年で最も日の入りが早いわけではないのですか?
冬至(12月22日頃)は1年で最も昼が短い日ですが、最も日の入りが早い日ではありません。東京では冬至の約2週間前(12月初旬)に最も早い日の入りを迎えます。これは均時差の変化が冬至前後でゆっくりしているためです。
なぜ夏至の日が1年で最も日の出が早いわけではないのですか?
夏至(6月21日頃)は1年で最も昼が長い日ですが、最も日の出が早い日ではありません。東京では夏至の約1週間前(6月中旬)に最も早い日の出を迎えます。これも均時差の影響です。
大気屈折とは何ですか?
大気屈折(たいきくっせつ)は、地球の大気が光を曲げる現象です。地平線付近では太陽の見かけの位置が実際より約34′(約0.57°)上に押し上げられます。国立天文台では大気差定数として35′08″(約0.586°)を採用しています。
薄明(はめい)とは何ですか?
薄明(はめい)は、日の出前または日の入り後、太陽が地平線下にあるにもかかわらず空が明るい状態のことです。市民薄明(太陽高度−6°まで)、航海薄明(−12°まで)、天文薄明(−18°まで)の3段階に分けられます。江戸時代では「夜明(明六つ)」「日暮(暮六つ)」と呼ばれ、太陽の伏角7°21′40″を基準としていました。
初日の出とは何ですか?
初日の出(はつひので)は、新年元旦(1月1日)に昇る日の出のことです。日本古来の太陽信仰に由来します。本州平地で最も早い初日の出は千葉県銚子市犬吠埼(約6時46分)、日本領内で最も早いのは東京都小笠原村南鳥島(約5時27分)です。
日の出・日の入りの方位は季節によって変わりますか?
はい、変わります。東京の場合、日の出方位は冬至頃で南東より(約113°)、春分・秋分頃で真東(90°)、夏至頃で北東より(約60°)になります。緯度が高いほどこの変動幅は大きくなります。
計算精度はどのくらいですか?
当サイトの計算精度は温帯緯度で±1分程度です。国立天文台「暦要項」との差は2026年東京で±1分以内に収まることを確認しています。わずかな差はΔT(2026年で約69秒)と大気屈折定数の違いによるものです。

関連ページ・参考資料

参考資料

  • 国立天文台「暦要項」「暦象年表」令和8年(2026年)
  • 国立天文台 暦計算室「日の出・日の入り時刻」
  • NOAA Solar Position Algorithm (Spencer, J.W. 1971, Fourier series representation of the position of the sun)
  • 日本経済新聞「NIKKEI 日の出・日の入り時刻」

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