2026年(令和8年)
三隣亡(さんりんぼう)
この日に建築を行うと三軒隣まで滅ぶとされる大凶日。江戸時代は「三輪宝」と吉日だった逆転現象。
凶日
分類
33日
2026年の該当日数
月に2〜3回
頻度
三隣亡とは
三隣亡(さんりんぼう)は、「この日に建築を行うと三軒隣まで滅ぶ」とされる選日の中で代表的な大凶日です。地鎮祭・棟上げ・建築関係の作業全般を避けるべき日とされます。
三隣亡には興味深い逆転現象があります。江戸時代までは「三輪宝(さんりんぼう)」と表記され、逆に建築に吉とされる日でした。しかし、「屋立てよし(=良し)」の解説が「屋立て悪し(=悪し)」と伝わり、吉日が凶日に転じたとされます。
豆知識:三隣亡は「三軒隣まで滅ぶ」という字面から大凶日とされますが、本来は仏教の「三輪宝(さんりんぼう)=三つの宝」で建築吉日でした。言葉の誤伝が凶日を生み出した珍しい例です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 分類 | 選日(凶日) |
| 読み方 | さんりんぼう |
| 意味 | この日に建築を行うと三軒隣まで滅ぶとされる大凶日。江戸時代は「三輪宝」と吉日だった逆転現象。 |
| 何に吉 | 特になし |
| 何を忌む | 地鎮祭・棟上げ・建築関係の作業全般・高い所へのぼること |
| 頻度 | 月に2〜3回 |
| 撰日法 | 節月と日支の組み合わせ。寅巳申亥月は亥の日、卯午酉子月は寅の日、辰未戌丑月は午の日。 |
今日の三隣亡と次の三隣亡
今日(7月1日)
—
今日は三隣亡ではありません
次回の三隣亡
7月3日(金)
戊寅
今後の三隣亡一覧(最大5回)
| 日付 | 曜日 | 日干支 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 7月3日 | (金) | 戊寅 | 三隣亡 |
| 7月7日 | (火) | 壬午 | 三隣亡 |
| 7月19日 | (日) | 甲午 | 三隣亡 |
| 7月31日 | (金) | 丙午 | 三隣亡 |
| 8月17日 | (月) | 癸亥 | 三隣亡 |
三隣亡の詳細
何を忌むか(凶事)
- 地鎮祭:建築着工前の儀式に凶
- 棟上げ(上棟式):屋根の棟を上げる儀式に凶
- 建築関係の作業全般:土木・解体・改修など
- 高い所へのぼること:屋根や高所での作業に凶
- 植木の剪定・伐採:樹木を切ることに凶とする説も
何に良いか
- 特になし:建築以外の日常業務は通常通りで問題ないとされる
逆転現象:江戸時代までは「三輪宝」と呼ばれ、建築に吉とされていました。「屋立てよし」が「屋立て悪し」と誤伝され、凶日に転じたとされます。言葉の誤伝が生んだ珍しい選日です。
撰日法(計算方法)
節月と日支の組み合わせ。寅巳申亥月は亥の日、卯午酉子月は寅の日、辰未戌丑月は午の日。
三隣亡は節月(節切り)と日支の組み合わせで計算されます。節月ごとに特定の日支が三隣亡となります。
| 節月 | 該当日支 |
|---|---|
| 寅月・巳月・申月・亥月 | 亥の日 |
| 卯月・午月・酉月・子月 | 寅の日 |
| 辰月・未月・戌月・丑月 | 午の日 |
※ 月に2〜3回巡ります。寅・巳・申・亥の月は亥の日、卯・午・酉・子の月は寅の日、辰・未・戌・丑の月は午の日が三隣亡です。
歴史・起源
三隣亡は仏教由来の「三輪宝(さんりんぽう)」に起源を持ち、元は「三つの宝」を意味する建築吉日でした。平安時代の『枕草子』や『源氏物語』にも三輪宝の吉事として記載が見えます。
江戸時代に「屋立てよし(=良し)」の解説が「屋立て悪し(=悪し)」と誤って伝わり、「三三軒隣まで滅ぶ」凶日に転じたとされます。貞享暦では既に凶日として記載され、明治以降も民間暦に残りました。
このように、三隣亡は言葉の誤伝によって吉日から凶日に転じた珍しい選日です。現代では「建築を忌む日」として知られますが、本来の意味は「建築に吉日」でした。
現代での扱い
現代でも建築業者や工務店の中には、地鎮祭や棟上(上棟式)の日取りで三隣亡を避けるケースが見られます。特に関西以西の地域では、伝統的な日取り選びが根強く残っています。
ただし、科学的根拠はなく、「縁起を担ぐ一つの目安」として楽しむのが良いでしょう。実際の施工品質や計画の丁寧さの方がはるかに重要です。
よくある質問(FAQ)
三隣亡とはどういう意味ですか?
三隣亡(さんりんぼう)は、「この日に建築を行うと三軒隣まで滅ぶ」とされる大凶日です。地鎮祭・棟上げ・建築関係の作業全般を避けるべき日とされます。元は仏教の「三輪宝(さんりんぽう)」で建築吉日でしたが、江戸時代に誤伝で凶日に転じました。
三隣亡はなぜ建築に凶なのですか?
元々は「三輪宝(三つの宝)」と呼ばれる建築吉日でした。しかし江戸時代に「屋立てよし(=良し)」の解説が「屋立て悪し(=悪し)」と誤って伝わり、「三軒隣まで滅ぶ」という凶日に転じたとされます。言葉の誤伝が生んだ珍しい選日です。
三隣亡は何を避けるべきですか?
三隣亡には地鎮祭・棟上げ(上棟式)・建築関係の作業全般・高い所へのぼることを避けるべきとされます。植木の剪定や伐採を忌む説もあります。建築以外の日常業務は通常通りで問題ありません。
三隣亡は月に何日ありますか?
三隣亡は月に2〜3回あります。節月ごとに特定の日支(寅巳申亥月は亥の日、卯午酉子月は寅の日、辰未戌丑月は午の日)が割り当てられます。2026年は33日あります。
三輪宝とは何ですか?
三輪宝(さんりんぽう)は三隣亡の元の名称で、仏教の「三つの宝(仏・法・僧)」を意味しました。平安時代には建築に吉とされる日でしたが、江戸時代に誤伝で「三隣亡(三軒隣まで滅ぶ)」凶日に転じました。
三隣亡に家を建て始めても大丈夫ですか?
三隣亡は迷信的な暦注で科学的根拠はありません。現代では気にしない人も多いですが、建築業者やご家族が伝統を重んじる場合は日取りを避けることがあります。心配な場合は工務店に相談するのが良いでしょう。
三隣亡は何日周期でやってきますか?
三隣亡は節月ごとに特定の日支が割り当てられ、月に2〜3回、約10日周期で巡ります。節切りで計算されるため、新暦では毎年日付が異なります。