暦注下段(特別な日)とは?吉日・凶日一覧
今日と明日の暦注下段
今後7日の暦注下段一覧
| 日付 | 曜日 | 干支 | 暦注下段 |
|---|---|---|---|
| 8月16日 | (日) | 壬戌 | |
| 8月17日 | (月) | 癸亥 | |
| 8月18日 | (火) | 甲子 | |
| 8月19日 | (水) | 乙丑 | |
| 8月20日 | (木) | 丙寅 | |
| 8月21日 | (金) | 丁卯 | |
| 8月22日 | (土) | 戊辰 |
目次
暦注下段とは
暦注下段(れきちゅうげだん)は、昔の暦の最下段に記載されていた日々の吉凶を表す暦注です。「下段」という名前は、暦の最下部に書かれていたことに由来します。暦には上段に干支や月齢、中段に十二直、下段に吉凶が記されていました。
暦注下段には、天赦日や一粒万倍日などの吉日(縁起の良い日)と、受死日や十死日などの凶日(縁起の悪い日)があり、合わせて20種類以上の日が存在します。吉日はさらに「七箇の善日(ななこのぜんにち)」と呼ばれる7つの代表的な吉日にまとめられ、凶日のうち大禍日・狼藉日・滅門日は「三箇の悪日(さんがのあくにち)」と呼ばれます。
科学的根拠はないものの、明治時代に旧暦からグレゴリオ暦へ移行する際、政府が暦注下段の使用を禁止してもなお庶民に密かに使い続けられました。それ以前にも朝廷や政府によって何度も禁止されましたが根強く残り、現代では自由に使用できるようになっています。それだけ人々の生活に深く根づいてきた暦注と言えます。
暦注には六曜(大安・仏滅など)をはじめ、選日(一粒万倍日・三隣亡など)、十二直、二十八宿、九星などさまざまな種類があります。暦注下段はその中で「暦の下段に記載されてきた吉凶注記」を指し、六曜と重ねて参照されることが多いです。例えば「大安」かつ「天赦日」の日は特に吉日とされます。
吉日(七箇の善日)一覧
吉七箇の善日(ななこのぜんにち)は、暦注下段を代表する7つの吉日——天赦日・神吉日・大明日・鬼宿日・天恩日・母倉日・月徳日——の総称です。本ページではこれらに加え、現代の暦で暦注下段と並んで併記されることが多い「一粒万倍日」も紹介します。一粒万倍日は正確には「選日(せんじつ)」に分類される暦注で、厳密な意味での暦注下段ではありませんが、吉凶を占う特別な吉日として現代の暦では広く親しまれ、カレンダーの下段にも併記されることが多いため、本ページでも併せて解説します。
凶日一覧
凶暦注下段の凶日には、受死日・十死日をはじめ、三箇の悪日(大禍日・狼藉日・滅門日)、五墓日、帰忌日、血忌日などがあります。いずれも科学的根拠はありませんが、伝統的に婚礼や慶事を避ける日とされてきました。
次の天赦日・一粒万倍日
最も人気のある吉日「天赦日」と「一粒万倍日」の、次回の訪れをご案内します。この2つが重なる日は「最強開運日」と呼ばれ、一年で数日しかありません。
天赦日と一粒万倍日が同じ日に重なると、一年で最も運気の高い「最強開運日」とされます。2026年は3月5日・7月19日・10月1日・12月16日の4日が該当します。結婚式・入籍・開業・新規事業の開始・新しい財布の使い始めなどに最適です。
2026年の暦注下段統計
令和8年(2026年)における、それぞれの暦注下段の発生日数です。天赦日は年に5〜7回、一粒万倍日は月に4〜6回(年間約60回)巡ります。凶日は吉日より少ない傾向があります。
吉日の発生日数
凶日の発生日数
計算方法(節月と干支)
暦注下段のほとんどは、節月(せつげつ)と呼ばれる「二十四節気を基準とした月」と、その日の干支(十干十二支)の組み合わせで決まります。節月は旧暦の月とは異なり、節気(立春・啓蟄・清明…)を区切りとして月を替えます。
節月と月支の対応
| 節月 | 区切り(節気) | 月支 |
|---|---|---|
| 1月節 | 立春 〜 啓蟄の前日 | 寅 |
| 2月節 | 啓蟄 〜 清明の前日 | 卯 |
| 3月節 | 清明 〜 立夏の前日 | 辰 |
| 4月節 | 立夏 〜 芒種の前日 | 巳 |
| 5月節 | 芒種 〜 小暑の前日 | 午 |
| 6月節 | 小暑 〜 立秋の前日 | 未 |
| 7月節 | 立秋 〜 白露の前日 | 申 |
| 8月節 | 白露 〜 寒露の前日 | 酉 |
| 9月節 | 寒露 〜 立冬の前日 | 戌 |
| 10月節 | 立冬 〜 大雪の前日 | 亥 |
| 11月節 | 大雪 〜 小寒の前日 | 子 |
| 12月節 | 小寒 〜 立春の前日 | 丑 |
代表例:天赦日の決め方
天赦日は、季節(四季)と日の干支の組み合わせで決まります。年に5〜7回しかない貴重な大吉日です。
| 季節 | 該当する日干支 |
|---|---|
| 春(立春〜立夏の前日) | 戊寅(つちのえとら) |
| 夏(立夏〜立秋の前日) | 甲午(きのえうま) |
| 秋(立秋〜立冬の前日) | 戊申(つちのえさる) |
| 冬(立冬〜立春の前日) | 甲子(きのえね) |
代表例:母倉日の決め方
母倉日は節月と日支の組み合わせで決まります。「母が子を育てるように天が人を慈しむ日」とされ、婚礼に大吉とされます。
| 節月 | 該当する日支 |
|---|---|
| 1月節・2月節 | 子・亥の日 |
| 4月節・5月節 | 寅・卯の日 |
| 7月節・8月節 | 丑・辰・未・戌の日 |
| 10月節・11月節 | 申・酉の日 |
| 3月節・6月節・9月節・12月節 | 巳・午の日 |
ほとんどの暦注下段は節月と干支で決まりますが、凶会日だけは旧暦の月(農暦月)と日干支で決まるという特徴があります。また鬼宿日は二十八宿の「鬼宿」が回ってくる日、歳下食はその年の年支で決まる日など、一部独自の決め方を持つものもあります。
歴史と起源
古代中国での成立
暦注下段の起源は古代中国の陰陽五行思想と天文学に求められます。吉日・凶日の考え方は、奈良時代から平安時代にかけて日本に伝来しました。当時は朝廷の陰陽寮(おんみょうりょう)が暦を編纂し、日の吉凶を定めていました。
庶民への広がりと禁止令
暦注下段は科学的根拠がない迷信的な要素が強く、何度か朝廷や政府によって禁止されました。明治時代に旧暦からグレゴリオ暦へ移行する際にも、政府は暦注下段の使用を禁止しました。しかし当時の庶民は密かに使い続け、以前にも禁止令が出されるたびに根強く残りました。それほど人々の生活に深く支持されてきた暦注と言えます。
現代への継承
現代では暦注下段は自由に使用できるようになり、カレンダーや手帳、暦関連の書籍、ウェブサイトなどで広く紹介されています。結婚式場や葬儀社、不動産業などでも日取りの参考として扱われることがあり、六曜と並んで日本の日取り文化を支える暦注として親しまれています。
現代での楽しみ方
暦注下段は科学的根拠のない伝統文化ですが、日々の暮らしに彩りを添える楽しみ方があります。いくつかの例を紹介します。
日取り選びの参考にする
結婚式・入籍・開業・引越しなど、大切な行事の日取りを決める際の参考として使うのが最も一般的です。例えば「大安」かつ「天赦日」の日を選んだり、「一粒万倍日」に新しい財布を使い始めたりする楽しみ方が広がっています。
手帳やカレンダーに書き添える
今日の暦注下段を手帳やカレンダーの余白に書き添えるだけで、1日の始まりに「今日は天赦日」「今日は受死日」と吉凶を意識できます。吉日には前向きな行動を、凶日には無理をせず静かに過ごすなど、暮らしのリズムを整える目安として活用できます。
吉凶が重なる日を読み解く
同じ日に吉日と凶日が重なることも珍しくありません。例えば「一粒万倍日」と「受死日」が重なる場合、一般的には凶の日(受死日)が吉の効果を減じるとされます。反対に「天赦日」と「一粒万倍日」が重なる日は最高の吉日です。暦注の重なりを読み解くと、より立体的な日取り選びが楽しめます。