次回の鬼宿日
鬼宿日まであと 16 日
2026年7月17日(金)
前回の鬼宿日:6月19日(金) ※鬼宿日は28日周期で必ず金曜日に訪れます。
鬼宿日とは
鬼宿日(きしゅくにち/きしゅくび)は、二十八宿のうち「鬼宿(きしゅく)」にあたる日のことです。28日周期で巡ってくる暦注で、「鬼が宿(家)にこもって外に出ないため、邪魔をされず何事も順調に運ぶ」とされる万事に吉の日です。
仏教では「七箇の善日(しちこのぜんじつ)」の一つに数えられ、二十八宿の中で最も縁起が良い日とされます。とりわけ婚礼以外のあらゆる物事に吉とされ、宝くじの購入、財布の新調、引っ越し、開店・開業、契約、参拝などに適した日として人気があります。
💡 名前の由来:「鬼」という字面から不吉な日と誤解されがちですが、実は真逆です。鬼宿日の「鬼」は「強い存在・障り(さわり)になり得る存在」を象徴し、その鬼が宿(家)にこもっているため、外で邪魔をされない日という意味があります。現代的に言い換えるなら「余計な横槍が入りにくい日」です。
2026年・2027年の鬼宿日一覧
鬼宿日は28日周期で巡り、28は7で割り切れるため必ず金曜日に訪れます。下表はLunar.phpの「七曜二十八宿」組合せ表に基づき算出した2026年・2027年の全鬼宿日です。
2026年の鬼宿日(全13回)
| 日付 |
曜日 |
六曜 |
備考 |
| 1月2日 |
金 |
赤口 |
赤口と重なる |
| 1月30日 |
金 |
大安 |
大安と重なる強吉日 |
| 2月27日 |
金 |
大安 |
大安と重なる強吉日 |
| 3月27日 |
金 |
仏滅 |
仏滅と重なる |
| 4月24日 |
金 |
仏滅 |
仏滅と重なる |
| 5月22日 |
金 |
先負 |
|
| 6月19日 |
金 |
先負 |
|
| 7月17日 |
金 |
先負 |
|
| 8月14日 |
金 |
友引 |
友引と重なる |
| 9月11日 |
金 |
友引 |
友引と重なる |
| 10月9日 |
金 |
赤口 |
赤口と重なる |
| 11月6日 |
金 |
赤口 |
赤口と重なる |
| 12月4日 |
金 |
大安 |
大安と重なる強吉日 |
2027年の鬼宿日(全14回)
| 日付 |
曜日 |
六曜 |
備考 |
| 1月1日 |
金 |
仏滅 |
仏滅と重なる |
| 1月29日 |
金 |
先負 |
|
| 2月26日 |
金 |
先負 |
|
| 3月26日 |
金 |
友引 |
友引と重なる |
| 4月23日 |
金 |
先勝 |
|
| 5月21日 |
金 |
先勝 |
|
| 6月18日 |
金 |
赤口 |
赤口と重なる |
| 7月16日 |
金 |
赤口 |
赤口と重なる |
| 8月13日 |
金 |
赤口 |
赤口と重なる |
| 9月10日 |
金 |
大安 |
大安と重なる強吉日 |
| 10月8日 |
金 |
大安 |
大安と重なる強吉日 |
| 11月5日 |
金 |
大安 |
大安と重なる強吉日 |
| 12月3日 |
金 |
仏滅 |
仏滅と重なる |
| 12月31日 |
金 |
先負 |
|
💡 鬼宿日と六曜の組み合わせ:鬼宿日は婚礼以外には吉日ですが、六曜(大安・仏滅など)と重なることで吉凶の解釈が変わります。「鬼宿日+大安」は特に強力な吉日となります。一方、仏滅と重なった場合は「鬼宿日の吉が仏滅の凶を弱める」とする解釈と、「六曜を優先すべき」とする解釈があります。
鬼宿日にやると良いこと
鬼宿日は婚礼以外のあらゆることに吉とされます。鬼に邪魔されないため、新しいことを始めたり、決断を下したり、整える行動に向く日とされています。
✓ 鬼宿日にすると良いこと
- 宝くじの購入:金運が高まる日とされ、宝くじの購入に良い日とされます
- 財布の新調・使い始め:金運向上のために新しい財布を買い替えるのに吉
- 引っ越し:新しい環境への移転に邪魔が入らない日
- 開店・開業:新規事業のスタートに最適
- 契約・取引:重要な契約を結ぶのに吉
- 旅行:移動を伴うことに吉とされる日
- 神社仏閣への参拝:お釈迦様が生まれた日とされ、仏事・祈願に適する
- 習い事の開始:学び始め・新しい挑戦に吉
- 不動産や車の購入:大きな金銭が動く契約に吉
- 貯金の開始:金運に関わる習慣を始めるのに吉
鬼宿日にやってはいけないこと
鬼宿日は最上の吉日ですが、婚礼に関することだけは避けるのが古来のしきたりです。これは鬼宿日唯一の禁忌とされます。
✗ 鬼宿日にやってはいけないこと
- 結婚式:婚礼だけは鬼宿日唯一の凶事とされます
- 入籍(婚姻届提出):婚礼に関わる行事は避けるのが通例
- 結納:婚礼の準備行事も避けるのが無難
- 両家顔合わせ:婚礼に関連する行事は控えるのが伝統的な解釈
💡 なぜ婚礼だけ凶なのか:鬼宿日は「鬼が宿(家)にこもっている日」です。婚礼は「花嫁が新郎の家に入る(嫁入り)」行事であるため、鬼がいる家に入ることになり、鬼の邪魔を受ける恐れがあると考えられました。ただし現代では嫁入りの概念が薄れ、また鬼宿日に大安や母倉日など他の吉日が重なれば婚礼にも吉とする解釈もあり、絶対的な禁忌ではありません。
七箇の善日(しちこのぜんじつ)
七箇の善日は、仏教で特に吉とされる7つの日の総称で、鬼宿日はその筆頭とされます。朝廷や社寺では祭祀の吉日選びに用いられ、仮名暦(かなごよみ)の下段には「きしく」と記されました。
七箇の善日は暦注下段(具注暦の下段に記載された暦注)のうち、特に吉とされる日々です。このうち鬼宿日は二十八宿の循環により決まり、他の6つは日干支や季節により決まります。
鬼宿日と年中行事
古来、日本では重要な儀式を鬼宿日にあたる日に行ってきました。代表的なものは以下の通りです。
-
年末の煤払い(すす払い)・正月事始め
旧暦12月13日。鬼宿にあたるため、この日に一年間の煤(すす)を払い、年神様を迎える準備を始める風習が定着しました。明治改暦後も12月13日の日付はそのまま残り、現代では「正月事始め」とも呼ばれます。
-
七五三
旧暦11月15日。鬼宿にあたる日として、3歳・5歳・7歳の子どもの成長を祝う日取りとして選ばれました。明治改暦後も11月15日の日付はそのまま残り、現代まで伝わっています。
-
帳祝い(帳の祝い)
旧暦1月11日。旧暦1月の鬼宿にあたり、商家が帳簿(帳)を新調し改めて商売の無事を祈る行事です。
-
釈迦の誕生(花祭り・灌仏会)
お釈迦様が生まれた日が鬼宿日だったとされる説があり、これが鬼宿日を吉日とする由来の一つとされます。インドでは旧暦4月15日生まれとされ、日本では新暦4月8日に花祭り(灌仏会)として祝われます。
鬼宿日の歴史と由来
古代インド(紀元前1000年頃)
二十八宿の原型がインドのナクシャトラ(Nakṣatra)として成立。月の公転周期(約27.32日)に基づき、天空を28(または27)の区画に分けた。鬼宿はインドでは「仏教の吉宿」とされた。
古代中国(周時代〜前漢)
二十八宿が中国天文学として体系化され、鬼宿は南方朱雀七宿の第2宿に位置づけられた。『史記』『漢書』律暦志に記載が見える。
唐代(759年)
不空三蔵(ふくうさんぞう)が『宿曜経(すくようきょう)』を漢訳。インド占星術と中国二十八宿が融合し、鬼宿日が「七箇の善日」の一つとして仏教暦注に組み込まれた。弟子の楊景風(ようけいふう)が注釈を加えた。
平安時代(9世紀)
空海(弘法大師)が唐から宿曜道を持ち帰り、日本の朝廷・社寺に定着。鬼宿日は祭祀の吉日選びに用いられ、仮名暦(かなごよみ)の下段には「きしく」と記されるようになった。
貞享2年(1685年)
渋川春海による貞享暦改暦により、公式暦が二十七宿から二十八宿へ切り替えられた。これ以降、鬼宿日は「七曜二十八宿」の組合せ表により算出され、金曜日に固定されるようになった。
明治6年(1873年)
明治改暦で太陽暦へ移行。政府は暦注下段を迷信として一度禁止したが、庶民に強く支持され密かに使用され続け、後に再び公に記載されるようになった。鬼宿日も現代まで受け継がれている。
鬼宿日の計算方法
鬼宿日は、二十八宿の計算方式「七曜二十八宿」により算出されます。貞享暦以降の公式暦で採用された方式で、日干支(十干十二支)と七曜(曜日)の組合せにより28宿を配当します。
なぜ鬼宿日は必ず金曜日なのか
二十八宿は28日周期で循環します。28は7(一週間の日数)で割り切れるため、鬼宿日は常に同じ曜日に訪れます。日本の貞享暦以降の計算方式では、鬼宿日は金曜日に配当されるため、毎回金曜日となります。これは計算上の規則性によるもので、偶然ではありません。
📝 メモ:当サイト「日本暦」では、この計算を自動的に行い日付ごとの二十八宿を表示しています。計算は貞享暦以降の公式暦で採用された「七曜二十八宿」の組合せ表に基づいており、omajinai.co.jp・zexy.net・yamada-heiando.jp等の権威ある暦サイトと一致することを検証済みです。
二十八宿の詳細な解説はこちらをご覧ください。
よくある質問(FAQ)
鬼宿日に関するよくある質問と回答をまとめました。
鬼宿日(きしゅくにち)とは何ですか?
鬼宿日(きしゅくにち/きしゅくび)は、二十八宿の「鬼宿(きしゅく)」にあたる日のことです。28日周期で巡ってくる暦注で、「鬼が宿にこもって外に出ないため、邪魔をされず何事も順調に運ぶ」とされる万事に吉の日です。仏教では「七箇の善日」の一つに数えられ、とりわけ婚礼以外の物事には最上の吉日とされています。
鬼宿日と鬼宿の違いは何ですか?
鬼宿(きしゅく)は二十八宿を構成する28の星宿のうちの1つで、南方朱雀七宿の第2宿に位置づけられます。一方、鬼宿日(きしゅくにち)は、暦の上で鬼宿にあたる日そのものを指し、暦注下段に記載される吉日としての側面を強調した呼称です。鬼宿は「造作に凶」とされるのに対し、鬼宿日は「七箇の善日」の一つとされ万事に吉と解釈される点が重要な違いです。
鬼宿日にやってはいけないことは何ですか?
鬼宿日にやってはいけないことは、婚礼に関することだけです。結婚式・入籍・結納・両家顔合わせなど、結婚に関連する行事は避けるのが古来のしきたりです。これは「鬼がいない日に入嫁すると、新郎の家にいる鬼と鉢合わせする」という言い伝えに由来します。ただし、婚礼以外のあらゆる事は吉とされます。
なぜ鬼宿日は婚礼だけ凶なのですか?
鬼宿日は「鬼が宿(家)にこもって外に出ない日」を意味します。婚礼は「花嫁が新郎の家に入る(嫁入り)」行事であるため、鬼がいる家に入ることになり、鬼の邪魔を受ける恐れがあると考えられました。ただし、現代では嫁入りの概念自体が薄れ、また鬼宿日に大安や母倉日など他の吉日が重なれば婚礼にも吉とする解釈もあり、絶対的な禁忌ではありません。
鬼宿日にすると良いことは何ですか?
鬼宿日は婚礼以外のあらゆることに吉とされます。特に宝くじの購入、財布の新調、引っ越し、開店・開業、契約、旅行、神社仏閣への参拝、習い事の開始、新しいことのスタートに良い日とされます。仏教ではお釈迦様が生まれた日とされるため、仏事や祈願にも適しています。
鬼宿日はなぜ金曜日に固定されるのですか?
二十八宿は28日周期で循環します。28は7(一週間の日数)で割り切れるため、鬼宿日は常に同じ曜日に訪れます。日本の貞享暦以降の計算方式(七曜二十八宿の組合せ表)では、鬼宿日は金曜日に配当されるため、毎回金曜日となります。これは計算上の規則性によるもので、偶然ではありません。
鬼宿日と大安が重なったらどうなりますか?
鬼宿日と大安が重なった日は、六曜(大安)と二十八宿(鬼宿)の両方で吉とされる強力な吉日となります。ただし、鬼宿日は婚礼に凶とされるため、婚礼以外のこと(宝くじ・財布・引っ越し・契約など)には極めて吉とされます。婚礼を控えている場合は、大安であっても鬼宿日を避けるか、他の吉日(母倉日など)との兼ね合いを考慮すると良いでしょう。
鬼宿日に入籍した人は不吉ですか?
鬼宿日に入籍したからといって不吉になるわけではありません。婚礼凶の根拠は「嫁入り」の風習に基づくもので、現代では嫁入りという概念自体が薄れています。また、鬼宿日に大安や一粒万倍日など他の吉日が重なっていれば、むしろ強力な吉日となります。気にしないのも一つの選択肢です。
七箇の善日とは何ですか?
七箇の善日(しちこのぜんじつ)は、仏教暦注で特に吉とされる7つの日で、天赦日・神吉日・大明日・鬼宿日・天恩日・母倉日・月徳日の総称です。鬼宿日はその筆頭とされ、朝廷や社寺では祭祀の吉日選びに用いられ、仮名暦(かなごよみ)の下段には「きしく」と記されました。
鬼宿日と一粒万倍日が重なる日は?
鬼宿日と一粒万倍日が重なる日は、「鬼に邪魔されず、かつ一粒が万倍に実る」という強力な開運日となります。宝くじの購入、財布の新調、貯金の開始、新規事業のスタートなどに特に適した日です。2026年1月2日は鬼宿日と一粒万倍日が重なる日です。
鬼宿日に宝くじを買うと当たりますか?
鬼宿日は金運が高まる日とされ、宝くじの購入に良い日とされています。ただし、宝くじの当選は確率によるものであり、鬼宿日に買うことで必ず当たるわけではありません。鬼宿日は「邪魔が入らず物事が順調に運ぶ」日とされるため、金運関連の行動を始めるのに適した日として人気があります。
煤払い(すす払い)と鬼宿日の関係は?
旧暦12月13日の煤払い(すす払い)は、古くは鬼宿日にあたる日として行われてきました。一年間の煤(すす)を払い、年神様を迎える準備を始める風習で、「正月事始め」とも呼ばれます。鬼宿日に掃除をすることで、鬼(邪気)を払い清らかな新年を迎えるという意味がありました。明治改暦後も12月13日の日付はそのまま残り、現代まで伝わっています。
※ 鬼宿日の計算は貞享暦以降の公式暦で採用された「七曜二十八宿」の組合せ表に基づいています。吉凶の解釈は具注暦および『暦林』『日本暦日辞典』、ならびに『宿曜経』を典拠とします。鬼宿日は伝統文化であり、科学的根拠によるものではありません。
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