2026年(令和8年)
天一天上(てんいちてんじょう)
方位神「天一神」が天に上り、方角の祟りがなくなる16日間。旅行・引越し・外出に吉。
吉日(期間)
分類
96日
2026年の該当日数
60日に1回、16日間継続
頻度
天一天上とは
天一天上(てんいちてんじょう)は、方位の吉凶を司る「天一神(てんいちじん)」が天に上っている16日間の吉期間です。天一神は地上で方角を巡る神で、その方角へ向かうことを忌む風習がありました。
天一神が天に上る期間は方角の祟りがなくなり、どこへ向かっても良いとされます。選日の中で唯一の吉期間で、旅行・引越し・外出に吉とされます。ただし、代わりに日遊神(ひゅうじん)が地上に降りるため、屋内は清潔に保つべきとされます。
豆知識:平安時代の『源氏物語』にも「方忌み(ほういみ)」として天一神の方角を避ける風習が描かれています。貴族は外出時に天一神のいる方角を避け、一度別の方角へ出向いてから目的地へ向かう「方違え(かたたがえ)」を行っていました。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 分類 | 選日(吉日(期間)) |
| 読み方 | てんいちてんじょう |
| 意味 | 方位神「天一神」が天に上り、方角の祟りがなくなる16日間。旅行・引越し・外出に吉。 |
| 何に吉 | 旅行・引越し・外出・方角を問わない移動 |
| 何を忌む | 結婚(一説に凶とする暦もある)・屋内の不浄 |
| 頻度 | 60日に1回、16日間継続 |
| 撰日法 | 六十干支30番「癸巳」から45番「戊申」までの16日間。 |
今日の天一天上と次の天一天上
今日(7月1日)
—
今日は天一天上ではありません
次回の天一天上
7月18日(土)
癸巳
今後の天一天上一覧(最大5回)
| 日付 | 曜日 | 日干支 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 7月18日 | (土) | 癸巳 | 天一天上 |
| 7月19日 | (日) | 甲午 | 天一天上 |
| 7月20日 | (月) | 乙未 | 天一天上 |
| 7月21日 | (火) | 丙申 | 天一天上 |
| 7月22日 | (水) | 丁酉 | 天一天上 |
天一天上の詳細
何に良いか(吉事)
- 旅行:遠方への旅行・出張に吉
- 引越し:新しい住居への移転に吉
- 外出:方角を問わず外出して良い期間
- 方違えの日取り:本来の方忌みを避けて移動するのに適した期間
何を忌むか
- 結婚:一説に凶とする暦もある(日遊神が地上にいるため)
- 屋内の不浄:日遊神が地上に降りているため、家の中を清潔に保つべき
撰日法(計算方法)
六十干支30番「癸巳」から45番「戊申」までの16日間。
天一天上は六十干支(60日周期)の30番「癸巳(きし)」から45番「戊申(ぼしん)」までの16日間を指します。
| 六十干支番 | 干支 | 読み | 天一天上 |
|---|---|---|---|
| 30 | 癸巳 | きし | 期間始まり |
| 31〜44 | 甲午〜丁未 | — | 期間中 |
| 45 | 戊申 | ぼしん | 期間終わり |
※ 60日に1回、16日間継続します。期間外の44日は別周期の切り替わり日です。
歴史・起源
天一天上は平安時代に中国から伝来した「天一神遊行(てんいちじんゆうぎょう)」の信仰に由来します。天一神は太歳神(たいさいじん)とも呼ばれ、その年の方位を巡る神とされました。
江戸時代までは貴族・武士の間で「方忌み」が厳格に行われ、天一神のいる方角への移動・建築・旅行を避ける風習がありました。明治以降は迷信として廃れましたが、天一神が天に上る16日間は「方角を問わず移動して良い吉期間」として民間暦に残りました。
現代での扱い
現代では方忌みの風習はほぼ廃れましたが、天一天上は旅行や引越しに良い期間としてカレンダーに記載されることがあります。特にお彼岸やゴールデンウィーク、お盆の帰省時期と重なると、旅行日選びの参考にされることもあります。
ただし、科学的根拠はない暦注です。「長距離移動の安全を願う気持ちの表れ」として楽しむのが良いでしょう。
よくある質問(FAQ)
天一天上とはどういう意味ですか?
天一天上(てんいちてんじょう)は、方位神「天一神」が天上に上っている16日間を指す吉期間です。天一神は地上で方角を巡る神で、その方角へ向かうことを忌む風習(方忌み)がありました。天一神が天に上る期間は方角の祟りがなくなり、どこへ向かっても良いとされます。
天一天上の期間は旅行に行っても良いですか?
はい、天一天上の期間は方角の祟りがないとされるため、旅行・出張・帰省など遠方への移動に良い期間とされます。ただし科学的根拠はなく、現代では「旅行安全を願う縁起担ぎ」として楽しむのが良いでしょう。
天一天上は何日間続きますか?
天一天上は16日間続きます。六十干支30番「癸巳」から45番「戊申」までが該当し、60日に1回、16日間継続します。年間では約96日が天一天上に該当します。
日遊神とは何ですか?
日遊神(ひゅうじん)は天一天上の期間に天一神と代わって地上に降りる神です。日遊神が地上にいる間は屋内を清潔に保つべきとされ、結婚を忌む説もあります。天一神と対になる存在として暦注に記載されます。
源氏物語の方忌みとは?
源氏物語には天一神の方角を避ける「方忌み(ほういみ)」の風習が描かれています。貴族は天一神のいる方角への移動を避け、一度別の方角へ出向いてから目的地へ向かう「方違え(かたたがえ)」を行っていました。天一天上はその方忌みが不要になる期間です。
天一天上は結婚式に使えますか?
天一天上は旅行や引越しには吉とされますが、結婚については一説に凶とする暦もあります。これは日遊神が地上に降りているためです。婚礼日取りとしては大安や一粒万倍日の方が一般的に好まれます。
天一天上と大犯土が重なったら?
天一天上は旅行に吉、大犯土は土いじりに凶と、性質が異なるため重なっても特に問題はありません。ただし、引越し当日に土木作業や庭いじりを伴う場合は、犯土期間を避けるのが伝統的な考え方です。