年齢計算ツール(満年齢・数え年対応)
生年月日を入力すると、現在の満年齢と数え年、次に迎える長寿祝いを自動計算します。長寿祝いは本来「数え年」で祝うものでしたが、現代では「満年齢」で祝う方が一般的です。両方を確認して、ご家庭に合った祝い方をご検討ください。
📌 満年齢と数え年の違い:満年齢は生まれた時を0歳とし、誕生日を迎えるたびに1歳加齢する数え方です。数え年は生まれた時を1歳とし、お正月を迎えるたびに1歳加齢する伝統的な数え方です。長寿祝いは本来数え年で祝いましたが、現代では満年齢で祝うのが一般的です。ただし還暦だけは満60歳(数え年61歳)でお祝いする点が他と異なります。
長寿祝い13種類一覧
長寿祝いは、還暦(60歳)から大還暦(120歳)まで、年齢の節目ごとに名称と由来が付けられた日本の伝統行事です。以下に全13種類を年齢順で紹介します。それぞれにテーマカラーと由来があり、漢字の形や歴史的な詩に由来するものが多いのが特徴です。
還暦
かんれき
60歳(数え61歳)
テーマカラー:赤
別名:華甲(かこう)
十干十二支が60年で一巡し、生まれた年の干支に「還る」ことに由来。赤ちゃんに還る意味で赤を基調にお祝いする。
祝い方:赤いちゃんちゃんこや帽子、赤いセーターやスカーフを贈る。家族で食事会を開く。
緑寿
ろくじゅ
66歳
テーマカラー:緑
2002年(平成14年)に日本百貨店協会が提唱した新しい長寿祝い。「ろくろく(66)」の語呂合わせから緑を祝いの色とした。
祝い方:緑色のアイテム(ネクタイ、スカーフ、ハンカチなど)や、緑にちなんだ植物を贈る。
古希
こき
70歳
テーマカラー:紫・紺
別名:古稀(こき)
中国唐代の詩人・杜甫(とほ)の漢詩「人生七十古来稀(まれ)なり」に由来。70歳まで生きることは古来稀なことだった。
祝い方:紫色のアイテムや高貴な色とされる紫にちなんだ贈り物。家族での食事会や旅行。
喜寿
きじゅ
77歳
テーマカラー:紫・黄
「喜」の字を草書体で書くと「㐂」となり、「七十七」と読めることに由来。室町時代末期に日本で発祥したとされる。
祝い方:紫色のアイテムや、喜の字にちなんだ書や茶器。「寿」には長命の意味もある。
傘寿
さんじゅ
80歳
テーマカラー:金茶・黄・紫
別名:八十寿(やそじゅ)
「傘」の略字「仐」が縦書きの「八十」に見えることに由来。
祝い方:金色・黄色のアイテム、記念写真撮影、家族での食事会や旅行。
半寿
はんじゅ
81歳
テーマカラー:金茶・金・黄
別名:盤寿(ばんじゅ)
「八」「十」「一」を組み合わせた「半」の字を当てたもの。
祝い方:金色のアイテムや、将棋にちなんだ贈り物。
米寿
べいじゅ
88歳
テーマカラー:金茶・金・黄
「米」の字を分解すると「八十八」となることに由来。「八」は末広がりで縁起が良い。
祝い方:金色のアイテム、米にちなんだ料理や日本酒、高級食材を使った食事会。
卒寿
そつじゅ
90歳
テーマカラー:白・紫
「卒」の略字「卆」が「九十」と読めることに由来。
祝い方:白色や紫色のアイテム、孫や曾孫による手作りのプレゼント、家族全員での祝宴。
白寿
はくじゅ
99歳
テーマカラー:白
「百」の字から「一」を引くと「白」になることに由来。
祝い方:白色のアイテム、記念の写真集やメモリアルブック、家族での祝宴。
百寿
ももじゅ
100歳
テーマカラー:白・桃
別名:紀寿(きじゅ)
100歳であることから百寿と呼ぶ。1世紀が100年であることに由来して「紀寿(きじゅ)」とも。
祝い方:自治体からの祝い(内閣総理大臣からのお祝い状と銀杯が贈られる「百歳高齢者表彰」)、大規模な祝宴、記念撮影。
茶寿
ちゃじゅ
108歳
テーマカラー:特になし
「茶」の字を分解すると「八十八(米)」と「十」「十」になり、合わせて108になることに由来。
祝い方:家族での小さな祝宴、記念撮影、お茶にちなんだ贈り物。
皇寿
こうじゅ
111歳
テーマカラー:特になし
別名:川寿(せんじゅ)
「皇」の字を分解すると「白(99)」「一」「十」「一」となり、合わせて111になることに由来。
祝い方:家族で静かにお祝いする。記念撮影。
大還暦
だいかんれき
120歳(数え121歳)
テーマカラー:特になし
干支が2巡して再び生まれた年に還ることから、2回目の還暦として大還暦と呼ぶ。
祝い方:家族でのお祝い。
💡 長寿祝いのポイント:長寿祝いは本来「数え年」で祝うものでしたが、現代では「満年齢」で祝う方が一般的です。還暦だけは満60歳(数え年61歳)でお祝いする点が他と異なります。地域や家庭の慣習に応じて、どちらで祝うか決めると良いでしょう。年齢は神社本庁の定義に基づき、数え年・満年齢のいずれで数えても差し支えないとされています。
主要な長寿祝い(還暦〜百寿)
日常的によく祝われる8つの長寿祝いを、年齢順に詳しく解説します。いずれも漢字の形や歴史的な詩に由来を持ち、家族が集まって本人の人生を祝う日本の伝統行事です。
還暦(かんれき)60歳
| 年齢 | 満60歳(数え年61歳) |
| テーマカラー | 赤 |
| 別名 | 華甲(かこう) |
| 由来 | 十干十二支が60年で一巡し、生まれた年の干支に「還る」ことに由来。赤ちゃんに還る意味で赤を基調にお祝いする。 |
| 意味 | 人生で最初の大きな節目。第二の人生の始まりとして祝う。 |
| 祝い方 | 赤いちゃんちゃんこや帽子、赤いセーターやスカーフを贈る。家族で食事会を開く。 |
📌 還暦の豆知識:還暦は満60歳(数え年61歳)でお祝いする点が他の長寿祝いと異なり、満年齢・数え年いずれでも生まれ年は同じ。
古希(こき)70歳
| 年齢 | 満70歳 |
| テーマカラー | 紫・紺 |
| 別名 | 古稀(こき) |
| 由来 | 中国唐代の詩人・杜甫(とほ)の漢詩「人生七十古来稀(まれ)なり」に由来。70歳まで生きることは古来稀なことだった。 |
| 意味 | 長寿を祝う伝統行事として今も大切にされている節目。 |
| 祝い方 | 紫色のアイテムや高貴な色とされる紫にちなんだ贈り物。家族での食事会や旅行。 |
📌 古希の豆知識:聖徳太子の定めた冠位十二階で最上位が紫だったことから、紫は高貴な色とされ長寿祝いに用いられるように。
喜寿(きじゅ)77歳
| 年齢 | 満77歳 |
| テーマカラー | 紫・黄 |
| 由来 | 「喜」の字を草書体で書くと「㐂」となり、「七十七」と読めることに由来。室町時代末期に日本で発祥したとされる。 |
| 意味 | 「七」は七福神や七草でも縁起の良い数字とされ、そのぞろ目の年齢を祝う。 |
| 祝い方 | 紫色のアイテムや、喜の字にちなんだ書や茶器。「寿」には長命の意味もある。 |
📌 喜寿の豆知識:還暦や古希が中国由来なのに対し、喜寿は日本発祥の長寿祝いとされる。本来は厄年の1つでもあった。
傘寿(さんじゅ)80歳
| 年齢 | 満80歳 |
| テーマカラー | 金茶・黄・紫 |
| 別名 | 八十寿(やそじゅ) |
| 由来 | 「傘」の略字「仐」が縦書きの「八十」に見えることに由来。 |
| 意味 | 「八」は末広がりで縁起の良い数字。傘は家族や友人に支えられてきた人生を象徴。 |
| 祝い方 | 金色・黄色のアイテム、記念写真撮影、家族での食事会や旅行。 |
📌 傘寿の豆知識:金茶色は陰陽五行説で土を意味する黄色に通じ、万物を育成・保護する性質を表すともされる。
米寿(べいじゅ)88歳
| 年齢 | 満88歳 |
| テーマカラー | 金茶・金・黄 |
| 由来 | 「米」の字を分解すると「八十八」となることに由来。「八」は末広がりで縁起が良い。 |
| 意味 | 米は日本人の主食であり、食を通じて人生を支えてきた感謝を込めた節目。 |
| 祝い方 | 金色のアイテム、米にちなんだ料理や日本酒、高級食材を使った食事会。 |
📌 米寿の豆知識:「八十八」のぞろ目は末広がりの幸せを象徴。米寿祝いでは米にちなんだ食事会がよく行われる。
卒寿(そつじゅ)90歳
| 年齢 | 満90歳 |
| テーマカラー | 白・紫 |
| 由来 | 「卒」の略字「卆」が「九十」と読めることに由来。 |
| 意味 | 人生の大きな節目を迎えたことを祝う、深い敬意を表す日。 |
| 祝い方 | 白色や紫色のアイテム、孫や曾孫による手作りのプレゼント、家族全員での祝宴。 |
📌 卒寿の豆知識:90歳は大変な長寿であり、家族の絆を深める大切な節目。地域によっては自治体から祝いの品が贈られることも。
白寿(はくじゅ)99歳
| 年齢 | 満99歳 |
| テーマカラー | 白 |
| 由来 | 「百」の字から「一」を引くと「白」になることに由来。 |
| 意味 | 100歳の前年、白寿の名の通り白頭の長寿を祝う。 |
| 祝い方 | 白色のアイテム、記念の写真集やメモリアルブック、家族での祝宴。 |
📌 白寿の豆知識:99歳は「百寿(100歳)」の直前であり、白寿祝いの後に百寿を迎える楽しみがある特別な年齢。
百寿(ももじゅ)100歳
| 年齢 | 満100歳 |
| テーマカラー | 白・桃 |
| 別名 | 紀寿(きじゅ) |
| 由来 | 100歳であることから百寿と呼ぶ。1世紀が100年であることに由来して「紀寿(きじゅ)」とも。 |
| 意味 | 人生100年時代の到達点。地域社会からも敬意を表される特別な長寿。 |
| 祝い方 | 自治体からの祝い(内閣総理大臣からのお祝い状と銀杯が贈られる「百歳高齢者表彰」)、大規模な祝宴、記念撮影。 |
📌 百寿の豆知識:100歳以上の長寿者は厚生労働省が毎年発表。2024年時点で日本の100歳以上は約9.5万人。
珍しい長寿祝い(緑寿・半寿・茶寿・皇寿・大還暦)
主要な8つの長寿祝い以外にも、知る人ぞ知る節目のお祝いがあります。現代ならではの「緑寿」、将棋盤に由来する「半寿」、100歳を超えてからの稀有な長寿「茶寿・皇寿・大還暦」を紹介します。
緑寿
ろくじゅ
66歳
テーマカラー:緑
2002年(平成14年)に日本百貨店協会が提唱した新しい長寿祝い。「ろくろく(66)」の語呂合わせから緑を祝いの色とした。
祝い方:緑色のアイテム(ネクタイ、スカーフ、ハンカチなど)や、緑にちなんだ植物を贈る。
半寿
はんじゅ
81歳
テーマカラー:金茶・金・黄
別名:盤寿(ばんじゅ)
「八」「十」「一」を組み合わせた「半」の字を当てたもの。
祝い方:金色のアイテムや、将棋にちなんだ贈り物。
茶寿
ちゃじゅ
108歳
テーマカラー:特になし
「茶」の字を分解すると「八十八(米)」と「十」「十」になり、合わせて108になることに由来。
祝い方:家族での小さな祝宴、記念撮影、お茶にちなんだ贈り物。
皇寿
こうじゅ
111歳
テーマカラー:特になし
別名:川寿(せんじゅ)
「皇」の字を分解すると「白(99)」「一」「十」「一」となり、合わせて111になることに由来。
祝い方:家族で静かにお祝いする。記念撮影。
大還暦
だいかんれき
120歳
テーマカラー:特になし
干支が2巡して再び生まれた年に還ることから、2回目の還暦として大還暦と呼ぶ。
祝い方:家族でのお祝い。
📌 100歳以上の長寿者数:厚生労働省の調査によると、2024年時点で日本の100歳以上の高齢者は約9.5万人。108歳以上(茶寿)は数十人、111歳以上(皇寿)は数人〜十数人程度と極めて稀有です。120歳(大還暦)の達成者は記録上ほぼいません。100歳に到達すると、内閣総理大臣からお祝い状と銀杯が贈られる「百歳高齢者表彰」の対象となります。
2026年(令和8年)長寿祝い早見表
2026年にそれぞれの長寿祝いを迎える方の生まれ年を一覧にしました。満年齢・数え年の両方で記載しています。還暦 早見表から百寿まで、ご家族やご親戚の生まれ年と照らし合わせて、今年お祝いすべきか確認しましょう。年齢お祝い早見表として、敬老の日のお祝いの参考にもご活用ください。
| 名称 |
読み方 |
年齢 |
お祝いの色 |
満年齢でお祝い 生まれ年 |
数え年でお祝い 生まれ年 |
| 還暦 |
かんれき |
60歳 (数え61歳) |
赤 |
1966年 |
1966年 |
| 緑寿 |
ろくじゅ |
66歳 |
緑 |
1960年 |
1961年 |
| 古希 |
こき |
70歳 |
紫・紺 |
1956年 |
1957年 |
| 喜寿 |
きじゅ |
77歳 |
紫・黄 |
1949年 |
1950年 |
| 傘寿 |
さんじゅ |
80歳 |
金茶・黄・紫 |
1946年 |
1947年 |
| 半寿 |
はんじゅ |
81歳 |
金茶・金・黄 |
1945年 |
1946年 |
| 米寿 |
べいじゅ |
88歳 |
金茶・金・黄 |
1938年 |
1939年 |
| 卒寿 |
そつじゅ |
90歳 |
白・紫 |
1936年 |
1937年 |
| 白寿 |
はくじゅ |
99歳 |
白 |
1927年 |
1928年 |
| 百寿 |
ももじゅ |
100歳 |
白・桃 |
1926年 |
1927年 |
| 茶寿 |
ちゃじゅ |
108歳 |
特になし |
1918年 |
1919年 |
| 皇寿 |
こうじゅ |
111歳 |
特になし |
1915年 |
1916年 |
| 大還暦 |
だいかんれき |
120歳 (数え121歳) |
特になし |
1906年 |
1906年 |
💡 早見表の見方:「満年齢でお祝い」欄は、2026年に満年齢で該当年齢に到達する方の生まれ年です。「数え年でお祝い」欄は、数え年で該当年齢に到達する方の生まれ年です。還暦は満60歳・数え61歳いずれも同じ生まれ年(1966年)になる点に注意してください。
数え年と満年齢の違い
長寿祝いは「数え年」で祝うのが本来の形ですが、現代では「満年齢」で祝う方が一般的です。両者の違いを理解し、ご家庭や地域に合った祝い方を選びましょう。
| 項目 | 満年齢 | 数え年 |
| 生まれた時 | 0歳 | 1歳 |
| 年齢が加わるタイミング | 誕生日を迎えた時 | お正月(1月1日)を迎えた時 |
| 現代の主流 | 一般的 | 伝統的・地域による |
| 長寿祝いでの位置づけ | 現代はこちらが主流 | 本来の形。地域や家庭で残る |
📌 還暦の特別扱い:還暦だけは「満60歳(数え年61歳)」でお祝いします。これは干支が60年で一巡して生まれた年に「還る」ことを、満年齢60歳到達時点で祝うためです。他の長寿祝いは満年齢と数え年で生まれ年が1年ずれますが、還暦はどちらでも同じ生まれ年になります。
敬老の日との関係
敬老の日は、多年にわたり社会につくしてきたお年寄りを敬愛し、長寿を祝う国民の祝日で、毎年9月の第3月曜日です。長寿祝いが「個人の年齢の節目」で行うお祝いであるのに対し、敬老の日は「社会全体で高齢者に感謝と敬意を示す日」という位置づけです。
敬老の日の歴史
1947年(昭和22年)
敬老の日の起源
兵庫県多可郡野間谷村(現・多可町八千代区)で9月15日に「としよりの日」として敬老会が開かれたのが起源。門脇政夫村長が「農閑期で気候の良い9月15日にお年寄りを大切にしよう」と提案。
1950年(昭和25年)
兵庫県全体へ拡大
兵庫県が「老年人の日」を制定し、県民福祉運動として展開。その後、全国へ波及していく。
1963年(昭和38年)
老人福祉法で「老人の日」制定
老人福祉法により9月15日が「老人日」、9月15日〜21日が「老人週間」とされる。
1966年(昭和41年)
国民の祝日「敬老の日」制定
祝日法改正により、9月15日が国民の祝日「敬老の日」となる。法律上の意味は「多年にわたり社会につくしてきた老人を敬愛し、長寿を祝う」。
2003年(平成15年)
ハッピーマンデー制度へ移行
祝日法改正(ハッピーマンデー制度)により、9月15日から9月第3月曜日に変更。3連休となり家族が集まりやすくなった。9月15日は「老人の日」として残る。
2026年(令和8年)
今年の敬老の日
2026年の敬老の日は9月21日(月)。家族が集まり、祖父母や年長者への感謝を伝える日として定着している。
📌 敬老の日と長寿祝い:敬老の日を機に長寿祝いを行う家族も多いです。2026年の敬老の日は
9月21日(月)。敬老の日については
「敬老の日」の詳細ページもご覧ください。
長寿祝いの歴史と起源
長寿祝いは、古代中国の「敬老思想」が日本に伝わり、平安時代以降に貴族階級を中心に広まったとされます。当初は40歳・50歳など10年刻みでお祝いしていましたが、鎌倉時代以降に現代のような60歳・70歳・77歳・80歳・88歳という節目で祝うことが一般化しました。
平安時代
長寿祝いの伝来
古代中国の「敬老思想」が日本に伝わり、平安時代以降、貴族など上流階級を中心に広まった。当初は40歳・50歳など10年刻みでお祝いしていた。
鎌倉時代以降
節目の年齢が定着
現代のような60歳(還暦)・70歳(古希)・77歳(喜寿)・80歳(傘寿)・88歳(米寿)という節目で祝うことが一般化した。
室町時代末期
喜寿の発祥
「喜」の字の草書体が「七十七」に見えることから、77歳を喜寿として祝う風習が日本で生まれたとされる。本来は厄年の1つでもあった。
江戸時代
民間への定着
長寿祝いが武士階級だけでなく民間にも広まり、それぞれの年齢に名称と由緒が付与されていった。赤いちゃんちゃんこなどの習わしもこの頃に形成された。
明治以降
数え年から満年齢へ
明治6年(1873年)の新暦導入後も暦注文化は民間で継承。戦後は満年齢で祝うことが一般化したが、地域や家庭によって数え年で祝う習慣も残る。
2002年(平成14年)
緑寿の提唱
日本百貨店協会が66歳の「緑寿」を提唱。「ろくろく(66)」の語呂合わせから緑を祝いの色とする、現代ならではの新しい長寿祝い。
📌 長寿祝いの名称の由来パターン:長寿祝いの名称は主に3つのパターンに分かれます。①漢字の分解(喜寿=「喜」の草書が七十七、米寿=「米」が八十八、白寿=「百」−「一」=「白」)、②詩の一節(古希=杜甫の詩「人生七十古来稀なり」)、③暦の巡り(還暦=干支が60年で一巡)。いずれも漢字や数字の験かつぎ(縁起かつぎ)の文化から生まれました。
長寿祝いの祝い方とプレゼント
長寿祝いの基本的な祝い方は、家族が集まって食事会を開き、本人の人生を祝うこと。プレゼントはテーマカラーを意識しつつ、本人が本当に喜ぶものを選ぶのが基本です。現代では70代でまだ現役の方も多く、80代でも趣味で旅をする方は珍しくないため、本人の体力・生活リズム・好みに合わせて形を選ぶのが令和の長寿祝いの基本です。
年齢別のプレゼント相場
| 長寿祝い | 相場の目安 | おすすめのプレゼント |
| 還暦(60歳) | 1万〜3万円 | 赤いセーター・スカーフ・帽子、記念写真撮影、旅行 |
| 古希(70歳) | 1万〜5万円 | 紫色のアイテム、趣味のグッズ、家族での食事会 |
| 喜寿(77歳) | 1万〜5万円 | 書道用品、茶器、健康食品、家族旅行 |
| 傘寿(80歳) | 3万〜5万円 | 金色・黄色のアイテム、家族写真集、温泉旅行 |
| 米寿(88歳) | 3万〜5万円 | 高級食材、日本酒、金色の記念品、食事会 |
| 卒寿(90歳) | 3万〜10万円 | 白色・紫色のアイテム、孫・曾孫の手作り品、メモリアルムービー |
| 白寿・百寿(99・100歳) | 3万〜10万円 | 記念写真集、家族全員での祝宴、自治体の祝いと合わせて |
食事会の選び方のポイント
- 個室を確保:本人のペースで食事できるよう個室を優先
- 食べやすさ最優先:柔らかい料理、アレルギー対応の事前確認
- アクセス:移動距離を最小限に、車椅子の有無も確認
- テーマカラーを取り入れる:米寿なら米にちなんだ料理、傘寿・米寿なら金茶色の料理
- 乳幼児の有無:孫世代が乳幼児ならベビーチェアや個室の広さを確認
💡 現代の長寿祝い:「ちゃんちゃんこを着るか着ないか」「数え年か満年齢か」「どこで何を食べるか」は家庭ごとに全く違います。70代でまだ現役で働く方も多く、80代でも趣味で旅をする方は珍しくありません。「長寿祝い」と一括りにせず、本人の体力・生活リズム・好みに合わせて形を選ぶのが、令和の長寿祝いの基本です。