天恩日(てんおんにち)とは?意味・2026年カレンダー
暦注下段の吉日「天恩日」。2026年の天恩日カレンダー・次回はいつ・やってはいけないこと・他の吉凶日との重なりを徹底解説
天恩日とは
天恩日(てんおんにち)とは、日本の暦注下段において「天の恩恵を受ける日」とされる吉日です。「七箇の善日(しちこのぜんじつ)」のひとつに数えられ、万事に吉とされます。
「天恩」とは「天(神・自然)から受ける恩恵」を意味し、この日に始めたことは天の加護を受けると信じられてきました。特に契約・新規事始め・祈願・お宮参り・七五三など、新たな門出や約束を伴う事柄に良い日とされます。
天赦日と並ぶ暦注下段の代表的吉日ですが、天恩日の方が出現頻度が高く(年に約80〜90回)、日常的な吉日選びに実用的に使えます。六曜の「大安」と重なると、より強い吉日となります。
次の天恩日はいつ?
本日(2026年7月1日(水))以降、直近の天恩日 3回をご案内します。
| 日付 | 曜日 | 干支 | 六曜 | 他の暦注下段 |
|---|---|---|---|---|
| 7月4日 | 土 | 己卯 | 赤口 | 神吉日 大明日 母倉日 血忌日 大禍日 |
| 7月5日 | 日 | 庚辰 | 先勝 | なし |
| 7月6日 | 月 | 辛巳 | 友引 | 十死日 一粒万倍日 重日 |
2026年(令和8年)の天恩日一覧
2026年は全92回、天恩日が巡ってきます。月別の一覧です。干支・曜日・六曜も併記しています。
1月(5回)
2月(10回)
3月(7回)
4月(10回)
5月(5回)
6月(10回)
7月(5回)
8月(10回)
9月(4回)
10月(10回)
11月(5回)
12月(11回)
2027年の天恩日一覧
来年(2027年)の天恩日は全94回予定されています。長期的な日取り選びの参考にご活用ください。
1月(6回)
2月(8回)
3月(7回)
4月(10回)
5月(6回)
6月(10回)
7月(6回)
8月(10回)
9月(5回)
10月(11回)
11月(5回)
12月(10回)
やっていいこと・やってはいけないこと
やっていいこと
- 契約
- 結婚
- 入籍
- 開店
- 開業
- 新規事始め
- 祈願
- お宮参り
- 七五三
- 旅行
- 移転
- 種まき
- 着工
やってはいけないこと
- 特になし(ただし慶事は大安や天赦日との重なりを優先する流派もある。葬式は忌事として避ける考え方もある)
他の吉凶日との重なり
暦注下段は日々の吉凶を細かく示すため、同じ日に複数の暦注が重なることがよくあります。天恩日が他の吉日や凶日と重なった場合、吉凶がどのように影響するかを解説します。
計算方法
天恩日は干支(六十干支)で決まります。以下の5種類の干支の日が天恩日となります。
天恩日となる干支
- 乙丑(きのとうし)
- 甲戌(きのえいぬ)
- 庚辰(かのえたつ)
- 丙戌(ひのえいぬ)
- 乙未(きのとひつじ)
これらはすべて「甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸」の十干と「辰・戌・丑・未」の四庫(土の支)を組み合わせた日です。十干と土の支の組み合わせが「天の恩恵」を象徴するとされます。
六十干支(60日周期)の中で5日が該当するため、約12日に1回、年間約80〜90回、天恩日が巡ってきます。
歴史と由来
天恩日の思想は古代中国の陰陽五行思想に由来します。「天の恩恵を受ける日」とする考え方は、『史記』や『漢書』に見える「天恩」の記述に根差し、皇帝が徳を施す吉日として位置づけられました。
日本には平安時代に陰陽道とともに伝来し、貴族社会で儀式や文書の授受、契約締結の日取りに用いられました。江戸時代には暦本『選日講録』『暦林問答集』で「天恩日は万事に吉」と明記され、庶民の生活暦に定着しました。
明治改暦後も簡略化されつつ継承され、現代のカレンダー・手帳にも「天恩日」と記載されています。日常的な吉日選びの参考として、冠婚葬祭・契約・祈願などで広く利用されています。
よくある質問(FAQ)
天恩日とはどういう意味ですか?
天恩日(てんおんにち)は「天の恩恵を受ける日」という意味の吉日で、暦注下段(七箇の善日)のひとつです。万事に吉とされ、契約・新規事始め・祈願・慶事に良い日とされます。年に約80〜90回巡ります。
天恩日にやってはいけないことは?
天恩日自体は万事吉とされ、特にやってはいけないことはありません。ただし受死日などの凶日と重なる場合は慶事を避ける流派もあります。また、葬式などの忌事は避ける考え方もあります。
天恩日と天赦日はどう違いますか?
両者とも暦注下段の吉日ですが、格と頻度が異なります。天赦日は最上位の吉日で年に5〜6回しかありません。天恩日は七箇の善日のひとつで年に約80〜90回あります。天赦日の方が格が高いですが、天恩日の方が実用的に使いやすい吉日です。
天恩日に入籍するのは大丈夫ですか?
はい、天恩日は入籍に良い日とされています。「天の恩恵を受ける日」なので、夫婦の契りを結ぶ入籍に最適です。大安と重なるとさらに良い日取りとなります。
天恩日に契約を結ぶのは大丈夫ですか?
はい、天恩日は契約・約束ごとに最適な日とされています。天の恩恵を受ける日なので、長期的な約束や重要な契約を結ぶのに良いとされます。不動産契約・業務契約・雇用契約などに利用できます。
天恩日と母倉日の違いは?
両者とも暦注下段の吉日ですが、意味合いが異なります。天恩日は「天の恩恵」を受ける日で万事に吉、母倉日は「母が子を育む如き慈悲」の日で特に家事・育児・移転に良い日とされます。重なると吉効果が強まります。
天恩日は年に何回ありますか?
天恩日は年に約80〜90回あります。六十干支の中で5種類の干支(乙丑・甲戌・庚辰・丙戌・乙未)が該当するため、約12日に1回の頻度で巡ってきます。日常的な吉日選びに実用的な頻度です。
天恩日にお宮参りに行っても大丈夫ですか?
はい、天恩日はお宮参りに良い日とされています。神仏への祈願・慶事に良い日なので、赤ちゃんの健やかな成長を祈るお宮参り・七五三に最適です。神吉日と重なるとさらに良いでしょう。