二十七宿(にじゅうななしゅく)とは?意味・読み方・吉凶完全ガイド

インド・ナクシャトラ由来の星宿暦注。今日の二十七宿・2026年カレンダー・計算方法・二十八宿との違いまで網羅

今日の二十七宿と明日の二十七宿

今日の二十七宿
2026年7月29日
虚宿
北方玄武 ・ 七曜:日 ・ 神獣:鼠(ねずみ)
吉凶:
明日の二十七宿
2026年7月30日
危宿
北方玄武 ・ 七曜:月 ・ 神獣:燕(つばめ)
吉凶:

今後7日の二十七宿一覧

日付 曜日 二十七宿 吉凶
7月30日 (木) 危宿
7月31日 (金) 室宿
8月1日 (土) 壁宿
8月2日 (日) 奎宿
8月3日 (月) 婁宿
8月4日 (火) 胃宿
8月5日 (水) 昴宿

二十七宿とは

二十七宿(にじゅうななしゅく)は、月の見かけの通り道である白道(はくどう)を27の区画に等分した星宿の分割法で、古代インドのナクシャトラに由来します。月の公転周期(恒星月)が約27.32日であることに基づき、1日にほぼ1つの宿を月が通過すると考えられてきました。

二十七宿は日本では平安時代より暦(宣明暦)の暦注の一つとして用いられ、朝廷の儀式や祭祀を律える範として重視されてきました。仏教の宿曜経(すくようきょう)に基づく宿曜道(すくようどう)の中核要素で、二十八宿とは異なり牛宿(ぎゅうしゅく)を含まない27宿で構成されるのが特徴です。

角宿
かく / 東方青龍
七曜:木 ・ 獣:蛟(みずち)
亢宿
こう / 東方青龍
七曜:金 ・ 獣:龍(りゅう)
氐宿
てい / 東方青龍
七曜:土 ・ 獣:狢(むじな)
房宿
ぼう / 東方青龍
七曜:日 ・ 獣:兎(うさぎ)
心宿
しん / 東方青龍
七曜:月 ・ 獣:狐(きつね)
尾宿
び / 東方青龍
七曜:火 ・ 獣:虎(とら)
箕宿
き / 東方青龍
七曜:水 ・ 獣:豹(ひょう)
斗宿
と / 北方玄武
七曜:木 ・ 獣:獬豸(かいち)
女宿
じょ / 北方玄武
七曜:土 ・ 獣:蝙蝠(こうもり)
虚宿
きょ / 北方玄武
七曜:日 ・ 獣:鼠(ねずみ)
危宿
き / 北方玄武
七曜:月 ・ 獣:燕(つばめ)
室宿
しつ / 北方玄武
七曜:火 ・ 獣:猪(いのしし)
壁宿
へき / 北方玄武
七曜:水 ・ 獣:㺄(よく)
奎宿
けい / 西方白虎
七曜:木 ・ 獣:狼(おおかみ)
婁宿
ろう / 西方白虎
七曜:金 ・ 獣:狗(いぬ)
胃宿
い / 西方白虎
七曜:土 ・ 獣:雉(きじ)
昴宿
ぼう / 西方白虎
七曜:日 ・ 獣:鶏(にわとり)
畢宿
ひつ / 西方白虎
七曜:月 ・ 獣:烏(からす)
觜宿
し / 西方白虎
七曜:火 ・ 獣:猿(さる)
参宿
さん / 西方白虎
七曜:水 ・ 獣:猿(さる)
井宿
せい / 南方朱雀
七曜:木 ・ 獣:犴(あん)
鬼宿
き / 南方朱雀
七曜:金 ・ 獣:羊(ひつじ)
柳宿
りゅう / 南方朱雀
七曜:土 ・ 獣:獐(かのしし)
星宿
せい / 南方朱雀
七曜:日 ・ 獣:馬(うま)
張宿
ちょう / 南方朱雀
七曜:月 ・ 獣:鹿(しか)
翼宿
よく / 南方朱雀
七曜:火 ・ 獣:蛇(へび)
軫宿
しん / 南方朱雀
七曜:水 ・ 獣:蚯蚓(みみず)

二十七宿の意味と読み方一覧

二十七宿それぞれの読み方・宮・七曜(政)・神獣・吉凶を一覧にまとめました。

宿 読み方 七曜 神獣 吉凶 意味・概要
角宿 かく 東方青龍 蛟(みずち) 厳飾(けしょうかざり)の事に宜しとされる吉宿。和善宿に属し、新規事・宝物取得・歌舞音曲に吉。
亢宿 こう 東方青龍 龍(りゅう) 嫁娶・結朋友に宜しとされる吉宿。軽燥宿に属し、馬騾の調教・鼓楽・樹木の種蒔に吉。
氐宿 てい 東方青龍 狢(むじな) 農具の作・穀物の種蒔に宜しとされる吉宿。剛柔宿に属し、農耕・酒造・果樹の栽植に吉。
房宿 ぼう 東方青龍 兎(うさぎ) 婚姻・結朋友に宜しとされる吉宿。和善宿に属し、善事・喜楽事・受戒布施・学芸に吉。
心宿 しん 東方青龍 狐(きつね) 王者に仕うる事に宜すとされるも、財を扱う事は凶の宿。悪害宿に属し、出財・放債は凶。
尾宿 東方青龍 虎(とら) 服著の事に宜しとされる吉宿。悪害宿に属し、洗浴・厭咒・置宅・壇場事に吉。
箕宿 東方青龍 豹(ひょう) 剛嚴事に宜しとされる吉宿。猛悪宿に属し、溝渠・池井・橋梁・酒造に吉。
斗宿 北方玄武 獬豸(かいち) 著新衣・安久事に宜しとされる吉宿。安住宿に属し、田宅・城邑・福寺の造営に吉。
女宿 じょ 北方玄武 蝙蝠(こうもり) 公事に宜しとされる吉宿。軽燥宿に属し、政務・除逆敵・技芸の習得に吉。
虚宿 きょ 北方玄武 鼠(ねずみ) 急速事に宜しとされる吉宿。軽燥宿に属し、学問・商業・技芸の新設に吉。
危宿 北方玄武 燕(つばめ) 合薬・服薬に大吉とされる吉宿。軽燥宿に属し、薬事・商販・舟船の造に吉。
室宿 しつ 北方玄武 猪(いのしし) 諸事並びに作る可からずとされる凶宿。猛悪宿に属し、誑詭敵人・除滅兇逆のみ可。
壁宿 へき 北方玄武 㺄(よく) 長寿増益法に宜しとされる吉宿。安住宿に属し、城邑の造・嫁娶・喜善事に吉。
奎宿 けい 西方白虎 狼(おおかみ) 珍宝の取得に宜しとされる吉宿。和善宿に属し、倉庫造・遠行・和善事に吉。
婁宿 ろう 西方白虎 狗(いぬ) 急速事に宜しとされる吉宿。急速宿に属し、与薬・調象馬・売却に吉。
胃宿 西方白虎 雉(きじ) 公事・王者の善事に宜しとされる吉宿。急速宿に属し、厳整事・伐逆除兇に吉。
昴宿 ぼう 西方白虎 鶏(にわとり) 火作・煎煮に宜しとされる吉宿。剛柔宿に属し、畜生坊の造・入宅・宝物の服著に吉。
畢宿 ひつ 西方白虎 烏(からす) 農桑に宜しとされる吉宿。安住宿に属し、田宅の修・嫁娶・衣服の作に吉。
觜宿 西方白虎 猿(さる) 急要事・和善事に宜しとされる吉宿。和善宿に属し、新宅入・嫁娶・洗浴に吉。
参宿 さん 西方白虎 猿(さる) 求財に宜しとされる吉宿。悪害宿に属し、剛嚴事・畋猟・関津の設置に吉。
井宿 せい 南方朱雀 犴(あん) 恵施必ず大果を獲とされる吉宿。軽燥宿に属し、嫁娶・祭法・設置事に吉。
鬼宿 南方朱雀 羊(ひつじ) 所作皆吉とされる大吉宿。急速宿に属し、鬼宿日として七箇の善日の一つ。万事に吉祥福德増長。
柳宿 りゅう 南方朱雀 獐(かのしし) 厳飾事・伐逆圍城に宜すとされるも、日常の吉事には不向きの宿。悪害宿に属す。
星宿 せい 南方朱雀 馬(うま) 種蒔皆吉とされる吉宿。猛悪宿に属し、修宅・祭先亡・五穀入宅に吉。
張宿 ちょう 南方朱雀 鹿(しか) 喜慶事に宜しとされる吉宿。猛悪宿に属し、求女嫁娶・修理宅・愛敬法に吉。
翼宿 よく 南方朱雀 蛇(へび) 所作皆吉とされる大吉宿。安住宿に属し、宅垣牆・城邑・車輿の作に吉。
軫宿 しん 南方朱雀 蚯蚓(みみず) 急速事に宜しとされる吉宿。急速宿に属し、遠行・技芸の習得・嫁娶に吉。
💡 ポイント:二十七宿の吉凶は「何に用いるか」によって解釈が変わる場合があります。例えば鬼宿は造作には凶とされるものの、鬼宿にあたる日は「鬼宿日」として七箇の善日の一つに数えられ万事に吉とされます。また参宿は造作には吉でも婚礼には凶とされるなど、用途別の解釈が重要です。

四宮(青龍・玄武・白虎・朱雀)

二十七宿は天空を四つの方角に分け、それぞれに神獣(四神)が配当されます。二十七宿では二十八宿と異なり牛宿を含まないため、北方玄武は6宿のみとなります。

東方青龍角・亢・氐・房・心・尾・箕の7宿

かく 蛟(みずち)
こう 龍(りゅう)
てい 狢(むじな)
ぼう 兎(うさぎ)
しん 狐(きつね)
虎(とら)
豹(ひょう)

北方玄武斗・女・虚・危・室・壁の6宿(牛宿なし)

獬豸(かいち)
じょ 蝙蝠(こうもり)
きょ 鼠(ねずみ)
燕(つばめ)
しつ 猪(いのしし)
へき 㺄(よく)

西方白虎奎・婁・胃・昴・畢・觜・参の7宿

けい 狼(おおかみ)
ろう 狗(いぬ)
雉(きじ)
ぼう 鶏(にわとり)
ひつ 烏(からす)
猿(さる)
さん 猿(さる)

南方朱雀井・鬼・柳・星・張・翼・軫の7宿

せい 犴(あん)
羊(ひつじ)
りゅう 獐(かのしし)
せい 馬(うま)
ちょう 鹿(しか)
よく 蛇(へび)
しん 蚯蚓(みみず)

2026年(令和8年)の二十七宿カレンダー

2026年の二十七宿分布を以下のグラフで確認できます。二十七宿は旧暦の月日によって決まるため、分布は均等ではありません。

角宿
14日 (3.8%)
亢宿
14日 (3.8%)
氐宿
14日 (3.8%)
房宿
13日 (3.6%)
心宿
14日 (3.8%)
尾宿
13日 (3.6%)
箕宿
13日 (3.6%)
斗宿
13日 (3.6%)
女宿
13日 (3.6%)
虚宿
14日 (3.8%)
危宿
13日 (3.6%)
室宿
13日 (3.6%)
壁宿
13日 (3.6%)
奎宿
14日 (3.8%)
婁宿
13日 (3.6%)
胃宿
13日 (3.6%)
昴宿
13日 (3.6%)
畢宿
14日 (3.8%)
觜宿
13日 (3.6%)
参宿
14日 (3.8%)
井宿
14日 (3.8%)
鬼宿
14日 (3.8%)
柳宿
14日 (3.8%)
星宿
14日 (3.8%)
張宿
14日 (3.8%)
翼宿
14日 (3.8%)
軫宿
13日 (3.6%)
📊 データ:2026年は365日間あり、二十七宿は旧暦の朔日配当に基づいて決まるため分布は均等ではありません。旧暦の月ごとに朔日の宿が固定されており、月をまたぐ際に宿がジャンプするため、年によって各宿の出現回数が異なります。

二十七宿の計算方法と順番

二十七宿は旧暦(太陰太陽暦)の月日から計算されます。最大の特徴は各月の朔日(1日)に配当される宿が固定されている点です。朔日の翌日以降は順次一つずつ宿を進めます(ただし牛宿は飛ばす)。

二十七宿の順番

朔日配当表(国立天文台「暦Wiki」準拠)

旧暦の各月の朔日(1日)には、以下の宿が固定で配当されます。

旧暦月 朔日(1日)の宿 旧暦月 朔日(1日)の宿
正月(1月) 室宿 7月 張宿
2月 奎宿 8月 角宿
3月 胃宿 9月 氐宿
4月 畢宿 10月 心宿
5月 参宿 11月 斗宿
6月 鬼宿 12月 虚宿

計算の仕組み

  1. 新暦の日付を旧暦(太陰太陽暦)の月日に変換する
  2. その月の朔日の宿を上表から特定する(例:正月朔日=室宿)
  3. 朔日から数えた日数分だけ宿を進める(牛宿は飛ばす)
  4. 月をまたぐ際は翌月の朔日の宿にジャンプする
📝 メモ:当サイト「日本暦」では、この計算を自動的に行い日付ごとの二十七宿を表示しています。計算は国立天文台が公開する二十七宿の朔日配当表に基づいており等の権威ある暦サイトと一致することを検証済みです。

二十七宿と二十八宿の違い

二十七宿と二十八宿は同じ漢字名(角・亢・氐…)が使われますが、起源・構成・計算方法が異なります。

項目 二十七宿 二十八宿
起源 インド(ナクシャトラ) 中国古代天文学
宿の数 27宿 28宿
含まれない宿 牛宿を含まない (全28宿を含む)
朔日の宿 月ごとに固定(正=室、2月=奎…) 固定されない
日本での公式採用 平安時代〜貞享2年(1685年)まで 貞享暦以降(1685年〜現在)
現在の主な用途 仏教各派(日蓮宗・真言宗など) 一般暦・具注暦
💡 覚え方:「二十七宿はインド由来で牛宿なし・朔日固定、二十八宿は中国由来で28宿・朔日非固定」と覚えると区別しやすいです。日本では貞享2年(1685年)の貞享暦改暦で公式に二十八宿へ切り替えられました。
※毎日途切れなく循環し、日本の暦に深く根付いている「二十八宿(にじゅうはっしゅく)とは」の解説はこちら。

二十七宿の歴史と起源

古代インドでの誕生

二十七宿の起源は古代インドのナクシャトラ(Nakṣatra)に遡ります。紀元前1000年頃までには、月が天球を一周する約27.32日の軌道を27(あるいは28)の区画に分け、それぞれに名称を与えた星宿体系が成立していました。ナクシャトラは『リグ・ヴェーダ』をはじめとするインド天文学・占星術の基礎となりました。

中国への伝来と『宿曜経』

ナクシャトラ体系は仏教経典を通じて中国に伝えられました。唐代の不空(ふくう)三蔵(705年〜774年)が漢訳した『文殊師利菩薩及諸仙所説吉凶時日善悪宿曜経』(通称『宿曜経』)が代表的で、この経典によって二十七宿の名称と吉凶判断が体系化されました。

日本への伝来

二十七宿は弘法大師・空海(774年〜835年)が唐から持ち帰ったとされる『宿曜経』に基づき、平安時代初期に日本へ伝来しました。空海が開いた真言宗で「宿曜道(すくようどう)」として体系化され、朝廷の儀式や祭祀の吉日を選ぶ範として重視されました。当時の暦である宣明暦(せんみょうれき)の暦注として記載され、平安時代から室町時代にかけて二十七宿が主流でした。

貞享暦への切り替え(1685年)

江戸時代に入り、渋川春海(しぶかわ・しゅんかい)が作成した貞享暦(じょうきょうれき)が貞享2年(1685年)に公式採用されました。この改暦に際し、二十七宿は公式暦から外されて二十八宿へ切り替えられました。これは日本天文学が中国の二十八宿体系に統一されたことを意味します。

📖 補足:貞享暦の改暦は、それまで800年余り使われていた宣明暦に代わる、日本で初めて日本人が本格的に作成した暦でした。渋川春海は天文観測に基づく精度の向上を図るとともに、暦注の体系も整理しました。

仏教での伝承と現代

公式暦からは外された二十七宿ですが、日蓮宗・真言宗・天台宗などの仏教各派では厳然と伝承され続けました。明治時代の改暦(1873年)で太陽暦への移行後も、神社仏閣が発行する暦や、榎本書店などの暦では二十七宿が記載されることが多く、森田龍遷著『密教占星法』(昭和16年・高野山大学出版部)を典拠とする暦も少なくありません。現在も本命宿を用いた宿曜占星術として親しまれています。

鬼宿日と年中行事

二十七宿の中で鬼宿(きしゅく)は特別な意味を持ちます。鬼宿にあたる日は「鬼宿日(きしゅくび/きしく日)」と呼ばれ、仏教で「七箇の善日(しちこのぜんじつ)」の一つに数えられる万事に吉の日とされます。

鬼宿日にあたる年中行事

古来、重要な儀式は鬼宿にあたる日に行われてきました。代表的なものは以下の通りです。

  • 年末の煤払い(すす払い):旧暦12月13日。鬼宿にあたるため、この日に一年間の煤(すす)を払い、年神様を迎える準備を始める風習が定着しました。これが後に「正月事始め」とも呼ばれます。
  • 七五三:旧暦11月15日。鬼宿にあたる日として、3歳・5歳・7歳の子どもの成長を祝う日取りとして選ばれました。明治改暦後も11月15日の日付はそのまま残り、現代まで伝わっています。
  • 帳祝い(帳の祝い):旧暦1月11日。旧暦1月の鬼宿にあたり、商家が帳簿(帳)を新調し改めて商売の無事を祈る行事です。
💡 鬼宿のジレンマ:興味深いことに、鬼宿自体は二十七宿の吉凶表では「造作に凶」とされます。しかし鬼宿にあたる日(鬼宿日)は「七箇の善日」の一つとされ万事に吉と解釈されるため、鬼宿の吉凶は用途や解釈によって異なる点に注意が必要です。

七箇の善日(しちこのぜんじつ)

仏教で特に吉とされる7つの日で、鬼宿日はその筆頭です。鬼宿日にあたる日は特別な吉日として朝廷や社寺では祭祀の吉日選びに用いられ、仮名暦(かなごよみ)の下段には「きしく」と記されました。

二十七宿と「宿曜占星術(本命宿・相性)」の深い関係

二十七宿は、現代の日本でも大人気の占い「宿曜占星術(しゅくようせんせいじゅつ)」のベースとなっている星宿です。自分が生まれた日の旧暦月日によって、27種類のうちどの星宿に属するかが決まり、これを「本命宿(ほんめいしゅく)」と呼びます。宿曜占星術では、それぞれの本命宿が持つ性格や特徴だけでなく、人間関係の相性を驚くほど高い的中率で占うことができます。

三九の秘法(さんくのひほう)と6つの相性タイプ

宿曜占星術では「三九の秘法」と呼ばれる技法で、二人の本命宿の関係を6つの相性タイプに分類します。それぞれに固有の特徴があり、恋愛・結婚・友人・仕事など場面ごとの向き不向きも異なります。

相性 読み方 関係の特徴 出会いの確率
めい 同じ宿同士で運命的に惹かれ合う特別な縁 27分の1(最も低い)
業胎 ごうたい 前世と来世でつながる以心伝心の関係 3分の1
栄親 えいしん お互いの良い面を引き出し合う最良の関係 3分の1
友衰 ゆうすい 一緒にいると楽しく心が癒される関係 3分の1
安壊 あんかい 強烈に惹かれ合う波乱含みの関係 3分の1
危成 きせい 正反対だからこそ補い合える関係 3分の1

なお各相性は、二人の宿の距離によってさらに「近距離・中距離・遠距離」の3つに分かれます。同じ相性タイプでも距離によって関係の深まり方が異なるため、より精緻な鑑定が可能です。

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あなたの生まれた日の本命宿や、気になる人との相性(栄親・友衰・安壊など)を詳しく調べたい方は、当サイトの「宿曜占星術・本命宿自動計算ツール」(近日公開予定)をご利用ください。生年月日を入力するだけで、旧暦変換から本命宿の特定・相性診断まで自動で行います。

よくある質問(FAQ)

二十七宿に関するよくある質問と回答をまとめました。

二十七宿とは何ですか?
二十七宿(にじゅうななしゅく)は、月の見かけの通り道である白道を27の区画に等分した、インド占星術(ナクシャトラ)に由来する星宿の分割法です。月の公転周期が約27.32日であることに由来し、日々の吉凶を占う暦注として日本では平安時代から用いられてきました。二十八宿とは異なり牛宿を含まず、27宿で構成されます。
二十七宿と二十八宿の違いは何ですか?
二十七宿はインドのナクシャトラに由来し、二十八宿は中国で成立した体系です。両者は同じ漢字名(角・亢・氐…)が使われますが、二十七宿には「牛宿」が含まれません。また計算方法も異なり、二十七宿は旧暦の朔日(ついたち)に宿が固定されて配当されるのに対し、二十八宿は朔日の宿が固定されません。日本では貞享2年(1685年)の貞享暦改暦以降、二十八宿が公式に採用されました。
二十七宿の計算方法は?
二十七宿では、旧暦の各月の朔日(1日)に配当される宿があらかじめ固定されています。正月朔日は室宿、2月朔日は奎宿、3月朔日は胃宿、4月朔日は畢宿、5月朔日は参宿、6月朔日は鬼宿、7月朔日は張宿、8月朔日は角宿、9月朔日は氐宿、10月朔日は心宿、11月朔日は斗宿、12月朔日は虚宿です。朔日の翌日以降は順次一つずつ宿を進めます(牛宿は飛ばす)。月をまたぐ際は固定表に従ってジャンプするため、同じ宿が続いたり宿が飛んだりします。
二十七宿はいつから日本で使われていますか?
二十七宿は平安時代頃より日本の暦(宣明暦)の暦注の一つとして用いられてきました。弘法大師・空海が唐から持ち帰ったとされる宿曜経(すくようきょう)に基づき、朝廷の儀式や祭祀を律える範として重視されました。しかし渋川春海による貞享2年(1685年)の貞享暦改暦によって公式には全廃され、二十八宿へ切り替えられました。
鬼宿日(きしゅくび)とは何ですか?
鬼宿日(きしゅくび、きしく日)は、二十七宿の「鬼宿」にあたる日のことで、「七箇の善日(七箇吉日)」の一つに数えられる特別な吉日です。旧暦12月13日の年末の煤払い(すす払い)や、旧暦11月15日の七五三、旧暦1月11日の帳祝いなど、古来の重要な儀式は鬼宿にあたる日に行われてきました。鬼宿は万事に吉とされ、暦の下段には「鬼宿日」と特記されます。
二十七宿は現在も使われていますか?
貞享暦以降は公式には二十八宿が用いられていますが、二十七宿は日蓮宗・真言宗などの仏教各派で厳然と伝承されています。神社仏閣が発行する暦や、榎本書店などの暦では二十七宿が記載されることが多く、森田龍遷著『密教占星法』(昭和16年・高野山大学出版部)を典拠とする暦も少なくありません。明治改暦後は暦注自体が公式には廃止されましたが、民間では二十七宿・二十八宿どちらも使用が許容されています。
二十七宿の吉凶は科学的根拠がありますか?
二十七宿の吉凶は科学的根拠に基づくものではなく、古代インドの占星術と仏教の宿曜道(すくようどう)に由来する迷信的な要素を含みます。月の公転周期が約27.32日であるという天文事実に基づく分類体系ではありますが、特定の宿の日が吉または凶であるという解釈に科学的な因果関係は確認されていません。伝統文化として知り、行事の日取りの参考の一つとして捉えるのがよいでしょう。
二十七宿で最も縁起の良い宿はどれですか?
二十七宿は『宿曜経』の「二十七宿所為吉凶曆」に基づくと、27宿のうち24宿が吉宿とされます。特に「所作皆吉(万事に吉)」とされるのは鬼宿と翼宿で、鬼宿は「七箇の善日」の一つ「鬼宿日」として最も尊ばれます。また安住宿(畢・翼・斗・壁)や和善宿(觜・角・房・奎)は、長久・善事・嫁娶に大吉とされるグループです。一方、室宿は「諸事並不宜作」、柳宿は厳飾・伐逆圍城のみ宜しとされ、心宿は王者への奉仕に吉だが財を扱う事は凶と、いずれも日常の吉事には不向きです。
二十七宿と宿曜占星術(本命宿)の関係は?
二十七宿は「日」の吉凶を占う暦注ですが、宿曜占星術では生まれた日の二十七宿を「本命宿(ほんめいしゅく)」として性格や運勢・相性を占います。両者は同じ二十七宿体系を用いますが、暦注としての二十七宿は旧暦の月日から機械的に決まるのに対し、現代の宿曜占星術では天文暦に基づく月の実際の位置(度数)で本命宿を算出する方法も用いられます。
二十七宿はなぜ27個なのですか?
月が天球を一周する公転周期(恒星月)が約27.32日であることに由来します。このため月は1日にほぼ1つの宿を通過するとされ、天空を27の区画に等分しました。二十八宿の28という数字も同様に月の運行に基づきますが、二十七宿はインドで成立した際の純粋な27分割を継承しています。なお二十八宿にあって二十七宿にないのは牛宿のみです。
二十七宿の「政(七曜)」とは何ですか?
二十七宿の各宿には「政(せい)」と呼ばれる七曜(日・月・火・水・木・金・土)が割り当てられています。例えば角宿は木、亢宿は金、氐宿は土、房宿は日、心宿は月、尾宿は火、箕宿は水というように、27宿に七曜が規則的に配当されます。これは宿曜経に基づく七曜占いの体系で、各宿の性質や吉凶を五行思想と結びつけて解釈する際に用いられます。
「きしく」とは何ですか?
「きしく」とは鬼宿のことで、仮名暦(かなごよみ)では鬼宿の日に「きしく」と書かれていました。鬼宿は万事に吉とされる日で、「鬼宿日」とも呼ばれます。煤払いを旧暦12月13日に行う風習も、この日が鬼宿にあたるためです。「きしく」は鬼宿の訓読みに由来するとされています。

※ 二十七宿の計算は国立天文台「暦Wiki」の二十七宿朔日配当表に基づいています。吉凶の解釈は宿曜経および森田龍遷著『密教占星法』(昭和16年・高野山大学出版部)を典拠とします。二十七宿は伝統文化であり、科学的根拠によるものではありません。

暦の知識・計算ツール

開運日(かいうんび)とは?

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